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初めてのフォークリフトの導入

何を基準に選べばいいの?という初心者の方に今回はフォークリフトの選び方をご紹介したいと思います!

フォークリフトって種類で何が違うの?

初めてのフォークリフト、とりあえず荷物を運びたいけど、どのようなフォークリフトを使えばいいのかわからない方も多いと思います。そこで、代表的な2機種を簡単に説明します。

まずカウンターバランスタイプのフォークリフトについでご紹介します。

一番使用されているフォークリフトで、運転席に座って操作するタイプになります。免許の講習でも使われるため初心者にも扱いやすく、重心バランスの取れたオーソドックスな機種です。屋外、屋内、両方で使用できる万能なフォークリフトです。

次にリーチタイプのフォークリフトについてご紹介します。

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先ほどのカウンター型のフォークリフトと違い、運転席は無く立って操作するタイプで、ボディーの大きさもカウンター式に比べると小さくなります。また、カウンター型のタイヤ角度が約70度に対し、タイヤの角度が90度近く回るため更に小回りが利く機種になります。狭い場所でも荷役できる為、倉庫などで重宝されるフォークリフトです。しかし、カウンター型と違い、背が高く不安定なので操作には注意が必要です。

以上の事から狭い場所や室内では『リーチタイプ』それ以外の場所では『カウンターバランスタイプ』が利用しやすいのがわかります。

荷重中心によって変わるフォークリフトの種類

あとは扱う荷物の重さによってフォークリフトの耐荷重を決めるだけ!と思っていませんか?

実はフォークリフトは荷物の重さだけでなく、荷重中心によって最大荷重が変わりますので、荷物の大きさも気をつけて確認しなければいけません。

※荷重中心とは、フォークリフトに積載した荷物の重心位置とフォーク垂直前面との距離のことです。

 

例えばこの図のような荷物(A)を運ぶ場合

この画像のフォークリフトは、荷重中心が500mmで、最大荷重1500kgと書いてありますよね?

左横にイラストが描いて有りますが、これはフォークの垂直前面から500mm以内に荷重中心がある荷物であれば、1500kgまで安全に運ぶことが出来ますよ!という事になります。

つまり、荷物の荷重位置が中央という前提で考えると、奥行が1000mmまでの荷物なら重量1500kgまでOKということになります。

荷物(A)の手前からフォークを差せば荷重中心が500mmとなり問題ありません。

 

しかし次の図をご覧下さい。

荷物(A)の左側からフォークを差す必要がある場合、荷重中心が1000㎜となり、このフォークリフトでは安全に運ぶことが出来なくなってしまいます。つまり、もっと大きな耐荷重(例えば最大荷重2000kg)のフォークリフトが必要となるのです。

以上の事から、フォークリフトを選ぶ際は、荷物の重さだけでなく、取り扱う荷物のサイズ(荷重中心位置も含め)も注意してみることが必要なのです。

 

今回は二つのタイプのフォークリフトと重さのみを紹介しましたが、他にもお使いの現場に合わせて様々な種類のフォークリフトが存在します。

フォークリフトの導入で迷われることがありましたら(株)リフトニーズまでお気軽にお問い合わせください!現場のニーズに合わせ納得するリフトの導入をお手伝いします!

 

リフトラボ記事担当:水野真衣

 

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