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フォークリフトのバッテリー再生修理とは?

「バッテリーの減りが早い…。」「充電が満タンにならない…。」など、フォークリフトのバッテリー劣化が気になった時、新品に交換する以外にもバッテリー再生修理という手段があるのをご存じですか?

今回はリフトニーズでも行っているバッテリー再生修理について紹介します!

 

バッテリーの劣化とは?

一般的にフォークリフトバッテリーの劣化は、大きく分けて物理的劣化(電極の腐食やバッテリー液不足等)と科学的劣化(サルフェーション※)の二種類があるといわれています。※電解液中に溶解している硫酸鉛の微粒子が結晶化し不純物として電極板に付着・増殖する現象

 

どうやって再生修理するの?

まずは現状のバッテリーの状態を確認し不調の原因を探ります。

バッテリー再生では、一般的に科学的劣化の原因であるといわれている電極板に付着した不純物(サルフェーション)を、分子レベルの微細粒に分離・分解を行い、元の電解液に戻すことで機能を回復させます。※サルフェーションについての見解は様々あります。当社の考えでは充電を深くまで入り易くするイメージです。

このような再生作業を行っても特定のセルが不良の場合は単セル交換を行います。フォークリフトのバッテリーは、単セルという小さな箱が連結して構成されており、そのうち不具合のある単セルを特定します。

 

再生修理でどのくらい復元するの?

バッテリーの状態にもよりますが、放電能力を現状から20%以上回復させることが可能です。

 

どんなバッテリーでも再生できるの?  

再生できるバッテリーにはさまざまな条件がありますが、主なものを紹介します。

 

●充放電の回数

バッテリーには寿命があります。メーカーがJIS規格により公表しているデータによると、充電・放電を1サイクルとして、1,200~1,500サイクルが寿命だと言われています。例えば、毎日1回充電・放電するところであれば年240サイクルとして5~6年程度で使用できなくなる計算です(もちろん使用状況によって変わります)。しかし、本来バッテリーが持つ物理耐久は、2,000サイクルと言われています。再生バッテリーはそこまでの延命処理をしたバッテリーということです。ですので、充電・放電回数が多く物理耐久を超えているバッテリーは再生不可となります。
  

●劣化した単セルの本数

再生不能の単セルの数が多い場合には、コスト面からも新品バッテリーへの交換をお勧めしています。

 

●バッテリー液の状態

バッテリー液が濁っていたり浮遊物が含まれるもの。液が不足し電極板が空気中に長時間露出したものなどは、再生不可の可能性が高くなります。なお、リフトニーズではバッテリー診断(再生チェック)の際に、現状のバッテリー放電能力はもちろん、経過年数、稼働時間を示すアワメーターも確認し、その上で再生可能かどうかを判断し、お客様へ診断書も提示させていただきます

 【診断書サンプル】

※中には一部、信憑性のない数値を出したり、客観的なデータ(診断書)を出さない業者さんもいるようです。依頼する際には信頼できる業者さんを選びましょう!

 

再生修理にかかる期間は?

当社の例ですが、再生修理可能かどうかの診断に1週間ほど。その後再生・調整に4週間ほど時間がかかります。
リフトニーズで行っているバッテリー再生の流れはこちらから確認できます。

まとめ 

フォークリフトのバッテリーは消耗品ですが非常に高額です。いずれは新品バッテリーに交換する必要がありますが、再生修理を行えば、まだまだ使用できるかもしれません。フォークリフトバッテリーの買替えの前に一度検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

今回はフォークリフトバッテリーの再生修理についてご紹介しました!

リフトニーズではバッテリーの再生修理だけではなく、バッテリーの状態が悪くなる前に寿命を延ばすバッテリーリフレッシュというサービスも行っています。過去の当社の事例として、バッテリー交換のスパンが5年であったものが、バッテリーリフレッシュを行ったことにより、単セル交換もなしで8~10年へと延びたお客様もございます。記事を見てフォークリフトバッテリーについてのご相談、お困り事などございましたら、お気軽にご相談ください!お客様の立場に立ってフォークリフトの管理コスト削減のお手伝いをさせて頂きます!

 

 

おまけ

フォークリフトバッテリーは日頃の取扱いやメンテナンスが重要です。日頃の管理次第でバッテリーの寿命に大きく差が生まれますので、ぜひ下記ページもご覧ください。

参照:フォークリフトバッテリーの豆知識

 

今回のリフトラボ記事担当は新人横山でした!

 

 

 

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