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ディーゼル車はグローランプに注目して始動しましょう!

今回はディーゼルエンジンのフォークリフトについての豆知識をご紹介させていただきます。

先ず、エンジン車のフォークリフトの種類には、ガソリン車ディーゼル車があります。
あまり知られていませんが、ディーゼル車にはグローランプ(補助熱源装置)という物が付いています。

グローランプって何?

ガソリンエンジンとディーゼルエンジンでは、エンジン始動時の点火方式の違いがあります。ガソリンエンジンは、火花点火で混合気を着火させて燃焼する「火花点火」方式となりますが、ディーゼルエンジンは、圧縮して高温になった空気に高圧の燃料を噴射して、自着火して燃焼する「圧縮着火」方式となります。この圧縮着火方式は、低温時では圧縮空気の温度が下がり、エンジンも冷態なので着火が不安定になり、極低温では始動できないこともあります。
そのため、予熱装置を取り付けエンジン始動時と始動後圧縮空気を暖めてエンジンが円滑に回るようにします。
この予熱補助装置を「グロープラグ」といいます。

グローランプの作動確認

最近の機種ですと、どのメーカーも比較的早く作動しますが、
古い機種で、特に寒い時期ですと数十秒かかることもありますので、しっかり注目しましょう。

作動方法

キーを回してイグニッションONで、グローが動作(点灯)する構造になっています。
この余熱機構が動作している事を表すランプの事で、これが消灯すれば、余熱完了になります。
ちなみに、余熱完了前にセルを回すと、普通はエンストしますが、通常より倍以上のセルを回し、アクセルを踏めば、大量の白煙と共にエンジンはかかります。
ただし、エンジンと始動バッテリーに大きな負荷がかかりますので、余熱が完了したのを確認した後にエンジンを始動するようにしましょう。

今回はディーゼルフォークリフトのグローランプについてご紹介しました。
リフトニーズではディーゼル車、ガソリン車、バッテリーなど様々なフォークリフトをご用意しております。リフト導入の際には是非お気軽にお声掛け、ご相談ください。

今回のリフトラボ記事担当は山下がお送りしました。

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